トリプルP受講者の声

これまでに親サポかがわ主催のトリプルP講座を受講された方々の声を集めました。
グループトリプルPを受講する前と後でどのような親子の気づきがあったか、どのように変わることができたか、様々な事例を紹介します。
また、単発のトリプルPセミナーを受講された方々の感想も紹介しています。
トリプルPに興味がある方、これから受講を考えている方の参考になれば幸いです。

〈グループトリプルPを受講して〉

Kさん 19歳と21歳の子を持つお母さん

「母親の自分が消極的で、自信がなかった」

 私は子供たちにトリプルPの研修、講座で習ったことを伝えてきました。できていないことを指摘するのではなく認めて、共感してできた過程を褒めることを心がけられるようになりました。そして私が感情的になり怒ってしまったら家族みんなで「その怒り方はよくない」、「冷静になりなさい」ともう一回しかり方の言い直しをさせられています。

 私は小さいころから人見知りで人とかかわることが苦手でした。自分に全く自信が持てず何かをやるにしてもどうせ失敗するからとする前からあきらめていました。しかし、このトリプルP講座で私が幼少期に親からかけてほしかった言葉を学んだことで「そのままでいいんだよ」と、当時の私に伝えられた気になりとても嬉しかったです。後ろ向きな考えの母だけど、子どもが前向きになってくれて、それを見て私も日々頑張ってみようかなと思えるようになったことが最大の喜びです。


Aさん 8歳と6歳と1歳の子を持つお母さん

「大声で何度言っても言うことを聞かなかった」

 いつも遠くから大きな声で「お風呂に入ってよ」と何度も叫んでいました。しかし子どもたちは全く動かず、言うことを聞かないので対応に困っていました。このトリプルP講座を受けから「~してよ」は2回、「~をやめて」は1回、それでも聞かないならクワイエットタイムと決めました。指示するときは目の前まで行き、視線を合わせて「お風呂の時間だから、今すぐ行って下さい」と丁寧に指示するようにしました。また、指示した後はすぐにその場を離れるのではなく、5秒間隣で見守り、動いてくれたら「すぐにしてくれてありがとう」と伝えることにしました。すると驚くほどすぐに動くようになりました。


Iさん 5歳の子を持つお母さん

「できないことにばかり目がいってしまう」

 私の子供は失敗することを恐れ、少しでも難しく感じたら取り組まない傾向があるのでトリプルPで習ったように「間違っても大丈夫!」「間違いに自分で気が付くのは賢いからだよ」と、声掛けを積極的にしました。そしてできたときや、頑張っているときにすぐに褒めるととてもうれしそうで、より懸命に取り組み、様々なことに自分から取り組む姿勢が見られました。


Yさん 9歳と6歳の子を持つお母さん

「子どもと一緒に慌ててしまう」

 今までは自分が子供と一緒にバタバタしてしまうとつい大きな声を出してしまっていました。しかしトリプルPを受けてからはまずは自分が一息ついて落ち着くようにしようと考えるようになりました。子供を膝の上に座らせ、目を見て、私が困っていることを正直に伝えました。それからは子供も泣きわめく直前で落ち着けるようになりました。


Nさん 4歳の子を持つお母さん

「YouTubeを何時間も見て、スマホを取り上げると暴言暴力がひどい」

 うちの子はYou Tubeを何時間も見るので、取り上げると「YouTube見せろ、くそばばあ!家出するぞ!」とよく暴言を吐いたり暴力をふるってきたりしていました。トリプルPで学んだように良い親子関係をつくり、子どもと話し合ってルールを作りました。スマホを使いたいときは「ママ、見てもいい?」と許可を得ること、1回15分までにすること、1日5回までにすることなどです。今は1日2回程度使用するくらいで、癇癪もなくなりました。そして、子どもとの時間も楽しく過ごせるようになりました。


Dさん 1歳の子を持つお母さん

「1歳の子供で何もわからないと思っていた」

まだ1歳でも褒めれば喜ぶし、自分で進んで片づけようとしていました。指示を出してから5秒間見守るというトリプルPの教えの通り、しばらく待つように心がけました。しばらくすると自ら行動していました。5秒待つということを知らなかったら、子どもが行動する前に自分が先々やっていたと思うので、待つことで自主性を育むいい機会を持つことができてよかったです。


Sさん 3歳の子を持つお母さん

「家事を効率的にするために、TVばかり見せていた」

食事の手伝いを一緒にすることで子どもでもこんなにできるんだと新たな発見がありました。TVの代わりに粘土遊びや、音楽をかけて一緒にダンスをするなど、親も楽しみつつできる活動が増えました。


Eさん 9歳と7歳の子を持つお母さん

「弟の癇癪がひどい」

 行動記録をつけることで、癇癪の原因が兄であることがわかりました。兄の悪気のない行動が弟に嫌な思いをさせていることを伝え、気を付けるようにさせました。癇癪が起こったときはすぐに隣に行き、話を聞くことで癇癪の回数や立ち直りの時間が短くなりました。


Rさん 4歳と1歳の子を持つお母さん

「妹を突き飛ばすので、叱っていた」

子どもが自分の感情が高ぶると、別室に行ってクールダウンするようになりました。落ち着くと「妹と遊びたかった」と落ち着いて話し、気持ちを整理して共有することができるようになりました。


〈トリプルPの講演を聞いて〉
  • Dr.ひろみのハッピー子育て広場を読む時が、自分の子育てを振り返るいい機会になっています。役に立つことだけでなく、先生の失敗談も共感できたり参考になります。

  • 子どもといい関係を作るためには、少しの時間でもいいので抱きしめる、数多く相手をする事が大切だと思いました。いつも忙しくて後回しにしていましたが、これからはこの時間を大切にし、信頼出来る関係を作りたいです。

  • 自分が良いと思っていた事が、駄目な行動、言葉をかけていたのだと気付いたので、今日からスタートして少しずつ一歩ずつ、子どもたちといい関係を築ける様に、シングルマザーで子ども3人ですが、がんばりたいです。「これからのどのようにしていったらいいのか」が明確に分かったので、こらからも楽しく、辛い事もありますが、頑張っていきたいです。

  • とても分かりやすい内容でした。私も時々息抜きしつつ今日から子どもをたくさん誉めて、「前向き子育て」を頑張りたいなと思いました。

  • 自分が日々している事が子供たちにとって良くない事が多いと思いました。子どもがせっかく話しかけてくれているのに、今自分のしたい事や、やりたい事を優先させていたなと感じました。子供にとっても、それは同じ事なのに、大人はよくて子供はいけないなんて、それはよくないと思いました。こらからはたくさん話を聞いてあげたいです。たくさんぎゅっとしてキスしたい、大好きって大きな声で言いたいと思いました。

  • 「もぐらたたきはしない。疲れるだけ。」というのは、ほんとうにその通りでした。「あれ出来ていない。これ出来ていない。」と注意するばかりで疲れていました。悪い事を指摘せず、脳内スタンプをたくさん押せる様に心がけたいです。
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